禁酒のきっかけは、更年期の「SOS」
私が禁酒を決意したのは、今から5ヶ月前。
それまで、何度か「休肝日」を設けようと試みても、長く続いたためしはありませんでした。
仕事の疲れを癒すため、人間関係の潤滑油として、いつしかアルコールは私の生活に深く根付いていました。
そんな私が、今回、5ヶ月という記録的な禁酒を継続できているのは、更年期の体調不良という、ある種の「強制的なきっかけ」があったから。
40代後半になり、体調の変化を感じるようになりました。
特に、お酒を飲んだ翌日の倦怠感や、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒がひどくなってきました。
次第に「これは、お酒のせいかもしれない」と、体のSOSを無視できなくなったのです。
更年期によるホルモンバランスの乱れと、アルコールによる睡眠の質の低下が重なり、私の体は悲鳴を上げていました。
禁酒成功の鍵は「仕組み」と「代わりの儀式」
今回の禁酒で、私が学んだ最大の教訓は、「禁酒は根性論ではなく、仕組みによって成功する」ということ。
アルコール依存は、脳が「アルコール=報酬」と認識し、その報酬を求める習慣化された行動です。
この習慣を断ち切るには、意志の力で耐えるのではなく、「アルコールを飲まないための新しい習慣」、つまり「仕組み」を構築すること。
その「仕組み」の核となったのが、「夜のアルコール代わりの飲み物」を用意することです。
1. 「代わりの飲み物」が埋める心の隙間
お酒を飲む行為は、単にアルコールを摂取するだけでなく、「プシュッ」という缶を開ける音、グラスに注ぐ行為、そして喉越しを楽しむという「一連の儀式」でもあります。
禁酒が失敗する最大の原因は、この儀式がもたらす心の隙間を埋められないことにあります。
そこで私は、夜の晩酌の時間に合わせて、アルコールの代わりとなる「特別な飲み物」を用意しました。
それは、高価なノンアルコールビールである必要はありません。
私の場合は、自分の好きな炭酸水や、香りの良いハーブティー、時には濃いめに淹れたルイボスティーで十分でした。
重要なのは、「アルコールではないが、飲むという行為で満足感を得られるもの」を、アルコールを飲んでいた時と同じくらい丁寧に用意することです。
この「代わりの儀式」が、脳の報酬系を欺き、「飲みたい」という衝動を和らげてくれました。
2. 「仕組み」がもたらしたポジティブな変化
この「仕組み」を導入して5ヶ月。私の生活は劇的に変わりました。
まず、体調がすこぶる良くなりました!!
朝の目覚めが爽快になり、長年悩まされていた倦怠感が嘘のようになくなりました。
更年期の症状も、アルコールという悪化要因がなくなったことで、以前より穏やかになったように感じます。
そして何より、「休日の質」が向上しました。
以前は、金曜日の夜に飲みすぎて、土曜日を二日酔いで棒に振ることが常でした。
しかし、今は違います。土曜日の朝、スッキリと目覚め、趣味や家族との時間にエネルギーを注げるようになりました!!
「休みの前日に飲みすぎて休日を無駄にすることもなくなった」という事実は、禁酒がもたらした最大の報酬かもしれません。
禁酒は「自分を大切にする」行為
禁酒は、我慢ではなく、「今の自分を大切にする」ための積極的な選択です。
更年期という体の変化は、私たちに「生き方を見直す」機会を与えてくれました。
アルコールに頼らず、自分の力で心身のバランスを整えること。
そして、その結果として得られた、「体調の良さ」と「時間の豊かさ」は、何物にも代えがたいものです。
もし、今、禁酒を考えている方がいたら、ぜひ「根性」ではなく「仕組み」から始めてみてください。
夜の食卓に、あなたの好きな「代わりの飲み物」を用意すること。
その小さな一歩が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるはずです!
ちなみに私は、飲み会の席でも「ノンアルコール」ドリンクをオーダーするでしょう。
外でも「禁酒してます!」と堂々と言える自信までつきました!
